シソ科 ムラサキシキブ属 ヤブムラサキ
最近、気になっている木があります。それがこのヤブムラサキです。秋の里山の林縁に生えています。城山湖の周りにもたくさん生えています。
初冬の今、ちょうどヤブムラサキは葉を落とし、紫色の果実がよく目立っています。ムラサキシキブの果実よりは大きいですが、それほど大きな果実ではありません。ムラサキシキブのようにたくさん果実が集まっているのではなく、ひとつの花序に3~6個まれに10個程度しか付きません。追記:あまり果実の数が多いのは、ヤブムラサキとムラサキシキブとの雑種のイヌムラサキシキブかもしれません。
ヤブムラサキの萼片や若枝、冬芽には毛がたくさん生えています。特に萼片の毛は多く、その毛は、ただの毛ではなくて、ひとつの毛の根元からたくさんの毛が生える星状毛です。
ついついヤブムラサキシキブと書いてしまいますが、ヤブムラサキが正式名称です。