文＝森下英美子 写真＝新開孝 少年写真新聞社
「野鳥のレストラン」は2022年11月に出版された、写真絵本です。写真を担当されたのは、昆虫の写真を撮るために宮崎県に移住した新開さんです。新開さんは昆虫写真家なのですが、野鳥もよく撮影されています。この本も昆虫写真家としての視点なのか、ちょっと普通の野鳥写真とは違うものばかりです。昆虫を捕らえ、植物を食べている野鳥の姿。かわいい野鳥ではなく、恐竜の子孫としての筆記に生きる姿を、新開さんのレンズは冷静にとらえています。
「野鳥のレストラン」は、色々な野鳥の食事風景や、食べ物を探している姿など、様々な野鳥の生態写真がたくさん載っている、野鳥の生態写真絵本です。
それにしても、ものすごい情報量です。長い時間をかけてフィールドに入り、野鳥を観察し、チャンスを逃がさず撮影する。その大変さが感じられます。絵本的な作りですが、大人が見ても楽しい、そんな本です。
私の自然観察は中学校時代のバードウォッチングから。今は植物メインですが、野鳥も大好きです。
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