リンドウ科 リンドウ属 ババリカ スプアカウリス・リンドウ
スイスアルプスを歩いていて、なんとなく目を引くのが真っ青なリンドウの仲間です。その青さは深みがあるスカイブルーと負った色で、写真に撮ってもなかなか実際通りに写りません。
スイスアルプスのリンドウは、たいてい葉が小さく、花が葉に比べて大きなものが多いです。日本の高山よりも高山性リンドウの種類が多くて、なかなか見分けがつきませんが、葉の形と萼筒が見分けるポイントになります。
ババリカ スプアカウリス・リンドウはババリカ・リンドウの亜種になります。地面近くの葉は丸く、萼筒近くの葉の先端は尖ります。茎はほとんどなく、葉は多肉植物のように根元付近に集中します。ババリカリンドウは葉は丸く茎が長く伸びるのが特徴です。
ババリカ スプアカウリス・リンドウは高山性の リンドウで、標高3,000mを超すような高所に生えています。岩場の岩の割れ目などでも生えることができます。

(Gentiana bavarica var.subacaulis)
高山帯の厳しい環境を好みます。
標高3,000m付近の岩の割れ目にて。
花の直径は2cm程度
葉は数ミリ。
花がなければコケみたいです。
2017年7月17日撮影
CANON EOS M3
CANON EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM

(Gentiana bavarica var.subacaulis)
葉が丸く
根元に集中しているのが特徴です。
根生葉の大きさは
あまり変わりませんが、
茎葉は少し
先端が尖る傾向があります。
萼筒には陵があります。
2017年7月17日撮影
CANON EOS M3
CANON EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM

眼下にこのような氷河が見える
高山が生息域です。
ババリカ スプアカウリス・リンドウ
2017年7月17日撮影
CANON EOS M3
CANON EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM