スナヅル 宮古島の植物

クスノキ科 スナヅル属 スナヅル

 宮古島の海岸には、スナヅルが多く生えていました。スナヅルは葉の無い寄生植物。花も小さく、ちょっと不思議な雰囲気の植物です。沖縄の海岸ではよく見る植物です。グンバイヒルガオやハマゴウ、ハマアズキなど、色々な植物に寄生し、あまり植物を選ばず寄生するようです。

 ただただ直径1mm程度の細長い蔓を伸ばします。砂浜で見られることがほとんどですが、隆起石灰岩の頑丈にも現れます。

 寄生植物は大きい花を咲かせる場合が多いのですが、スナヅルの花はとても小さく、おまけに咲いても半開き。どのような昆虫が花粉を媒介するのでしょうか。花は直径0.8mmの球形です。これがみっつに割れ目ができて、わずかに開き花が咲きます。

 果実は大きく1㎝くらいになります。緑色で、熟すと白っぽくなります。

スナヅル
Cassytha filiformis
スナヅル
花が開いたところ

Canon EOS R
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
LightPix Labs FlashQ Q20II

2 件のコメント

  • 高橋先生
    写真を整理しながら楽しかった宮古島のボタハイを振り返ってます。たくさんの花、植物を見て、鳥の声、静かによせる波の音を聞き、海の香りをいっぱい吸って、手足をやわらかなマリンブルーの海水に浸し、美味しい島の食を味わい、
    五感で楽しむことが出来ました。プラス 先生が教えて下さる植物の名前や特性を頭に入れ楽しい仲間とお腹も抱えて笑い、頭とお腹も使いました。
    花の名前は忘れてしまいますが花々と出会った喜びは私の中にインプットされてます。
    一面のスミレ、白い砂浜に顔をだすように咲くハテルマカズラ、岩場咲くヒメキランソウ、等の花々に出会わせて下さってありがとうございました。イワタイゲキ、アザミ も海をバックにいい写真が撮れました。プリントして壁に貼りました。

    • ヒマワリ様
      宮古島ボタハイにご参加ありがとうございました。
      宮古島の自然を楽しむ、とてもすばらしい4日間でした。
      花の名前は忘れてしまうだけではなく、消化されて脳の片隅にきっと残っています。
      たくさん積み重なった時に、初めて意味を成すような・・・。
      イワタイゲキやイリオモテアザミの写真を飾られているとのこと、とてもステキなお話ありがとうございます。

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