ブルーティンセルリリー 西オーストラリアの植物

 西オーストラリアの出発が間近になったので、原稿書きの仕事などを進めながら、西オーストラリアの植物の予習復習をしています。色々なことがわかってきて、なかなかおもしろいです。すごい花の量ですが、前回は時間がなくって、あまりゆっくりと写真を撮れませんでした。今度はちゃんと葉っぱの写真や花のアップなどもとっていきたいですね。  

ツルボラン科 コレクタシア属 ブルーティンセルリリー(Colectasia cyanea)

 英名:BLUE TINSEL LILY(ブルーティンセルリリー)学名:Colectasia cyanea。英名のTINSELとは「キラキラした」という意味があります。直訳するとアオキラキラユリでしょうか。この植物は、もともとススキノキ科に分類されていましたが、ススキノキ亜科、ツルボラン亜科、キスゲ亜科としてまとめられ、ついにはすべてまとめてツルボラン科にまとめられてしまい、今ではススキノキ科は消滅してしまいました。アロエもニッコウキスゲもススキノキもブルーティンセリリリーもみな同じ仲間(ツルボラン科)だということです。

 花色は青というより青紫です。特徴は雄しべの葯の色。咲きたての時は黄色ですが、時間がたつとオレンジ色~赤色に変わります。花の直径は2~3cm。高さ10~60cm。よく似たラージブルーティンセリリリーは花の直径が3~4cmと大きく、葯の色は黄色のままです。

 明るい森や乾燥した草地に生えます。パースを中心とした西オーストラリアの広い範囲に分布します。

ブルーティンセルリリー
Colectasia cyanea)
葉っぱが針のように尖っています。
花色も紫から、どんどん白っぽくなり
葯が黄色から赤く変化していきます。


2016/08/30 11:06:07
Canon EOS M
EF-M28mm f/3.5 MACRO IS STM