イヌセンブリ 岐阜の植物

リンドウ科 センブリ属 イヌセンブリ 

 イヌセンブリもなかなかいい写真が撮れません。好きな花なのですが、私はイヌセンブリになかなか出会うチャンスがなかったのです。ここの自生地は数年前に一回来たことがあります。その時は花の状況はよかったのですが、花のいい場所にピントを合わせることができずに、ちょっとピンボケの写真ばかりでした。今回こそ!と思っていたのですが、今回はイノシシに自生地を荒らされ、草刈りにあい、個体数は少なかったです。

 でも、できるだけいい花を選べば、まだまだとてもいいイヌセンブリの花がたくさん咲いていました。足場もよく、自由がきくのもいいところです。

 イヌセンブリは、乾いた場所を好むセンブリと違い、湿地を好みます。センブリ属の植物は花冠の内側に蜜腺があることが多いのですが、その蜜線にはアリなどからの盗蜜を避けるために毛が生えています。イヌセンブリはその毛が長く密生しています。花の内側はケガ多い感じです。

 花冠の花びらもイヌセンブリのほうがちょっと太いような気がします。毛深くてぽっちゃり名かわいい花のイヌセンブリでした。

イヌセンブリ
Swertia diluta var. tosaensis)
イヌセンブリの花はよく開きます。
星のように5つに分かれて開くことが多いですが、
4つしかないこともよくあります。
葉は細いです・

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM



イヌセンブリ
花のアップ
毛が多いです。
花冠の液体が花蜜です。


Canon EOS R10
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II