ユキノシタ科 ユキノシタ属 ナメラダイモンジソウ
岐阜の渓流の岩場にはナメラダイモンジソウが咲いていました。以前あった大群落は台風の大雨で流されてしまいましたが、別の場所でナメラダイモンジソウの大群落を見つけることができました。垂直に近いような岩壁で流れのそばか、水がわいているような場所を好みます。
ダイモンジソウの変種ということになっています。ダイモンジソウとナメラダイモンジソウの違いは、葉です。葉が深く切れ込んでいて、3~7裂します。ナメラダイモンジソウの葉は第mン時層の葉よりも固く厚いような気がします。
ナメラダイモンジソウのナメラとは採集された山口県の滑山(なめらやま)からきているようです。大文字は花のカタチが「大」の字に似ているから。花弁が5枚で、下側の2枚が長く、上側の3枚が短いのです。漢字で書くと滑大文字草。白い花弁に、黄色の雌しべと子房、赤い雄しべの葯、ととてもきれいなステキな花です。
中部地方以西に分布します。関東では見られない花ですね。別名カエデダイモンジソウ。