センボンギク 岐阜の植物

キク科 シオン属 センボンギク

 学名を見ると、ノコンギクの母種ということになります。まあ、命名と種とは違うこともありますので、参考程度に考えてください。センボンギクはノコンギクの河川型と考えたほうがよいでしょう。

 センボンギクは川、特に渓流の中の岩場に咲くノギクです。葉が細いのが特徴です。これは川の流れが増水して、センボンギクが水の中に入ってしまっても、川の流れに葉を撮られないための進化だと考えられます。

 花も少し繊細な気がします。舌状花が細い個体も多いようですが、けっこう個体差があります。

 よく似た名前のキク科植物にセンボンヤリがありますが、この植物はセンボンギクです。お間違えのないようにお願いします。

センボンギク
Aster microcephalus
センボンギクは
こんな土がなさそうな場所にも
必死でしがみつくように生きています。
このすぐ下は水。
自然はすばらしいなあ。


Canon EOS R10
Canon RF16mm F2.8 STM