北岳ボタハイ 1日目

 今回の北岳ボタハイは超ゆっくり山歩きボタハイです。各駅停車の山歩きです。1泊2日、2泊3日で歩くことが多いのですが、これを3泊4日で歩きます。花を見ながらゆっくり山を歩くのです。

 1日目は朝一番の特急あずさで甲府まで行き、ジャンボタクシーで一気に広河原に入ります。少しでもゆっくり山を登るためです。この日の宿泊は白根御池小屋。きつい登りが続きます。

 広河原から歩き始めますが、最初からなかなか前に進みません。「この花なんでしょうか?」「これは種ですか?」たくさんの質問が飛び交います。「これはクサボタンの種ですよ、綿毛が生えています。」「クサボタンの花はこっちです。」「橋の下にフジアザミが咲いています。」「シナノナデシコが咲いていますよ!」といきなり大騒ぎ。

 さすがに第1ベンチ、第2ベンチの急登では、参加の皆さんはおとなしくなると思いきや、まったく口は元気のままです。カニコウモリ、コウモリソウ、アキノキリンソウなどの花々が咲いていたのです。ゴゼンタチバナ、マイヅルソウの果実もあります。中でも一番きれいだったのがセリバシオガマ。いつもよりもセリバシオガマがきれいに見えました。

クサボタン
果実は綿毛があって
センニンソウの仲間
ということがわかります。

Canon EOS R
Canon RF14-35mm F4 L IS USM
吊橋を渡って
いよいよ山道に入ります。
この後の登山道が去年と変わっています。
つり橋を渡り、
もうひとつの吊橋方面に向かいます。
活きはいいのですが、
帰りにもう一つの吊橋に行きそうなので、
下山時には注意しましょう。

Canon EOS R
Canon RF14-35mm F4 L IS USM
シラビソとダケカンバの森
この急坂では下を見ないで
上を見ながら歩くといいです。
森はとても美しいです。


Canon EOS R
Canon RF14-35mm F4 L IS USM
小さな滝
苔が水に濡れて
なんとも美しいでした。

Canon EOS R
Canon RF14-35mm F4 L IS USM

セリバシオガマ
細かく切れ込みのある
セリバシオガマの葉が特徴です。
群落になって咲いていました。
一輪だけ咲いているのも
いいですね。

Canon EOS R
Canon RF14-35mm F4 L IS USM