屋久島に滞在していた時にH2Aロケットが種子島から打ち上げられました。宇宙マニアではありませんが、宿から見られると聞いて、目覚まし時計をかけて、深夜に起きて夜空を見ていました。
夜空はとても美しく、天の川も見えました。かなり待たされましたが、突起、東の空が明るくなり、一等星よりはるかに明るいロケットの光が見えました。すごい速さで真っ暗な夜空に飛んでいきます。しばらくして、ゴーという音がしました。屋久島からは種子島は遠いので、音が遅れて聞こえたようです。
第一エンジンが分離したのも見えました。そうして、どんどん宇宙の深淵に向かって動いていきました。生まれて初めて、空は宇宙まで続いていることを感じました。私は今まで雲があるあたりまでは3次元で認識できていたのですが、ロケットは大気圏を突き抜けて、さらにその奥まで飛んでいきます。
もちろん知識としてはそんなことは知っていましたが、H2Aがそこを繋げてくれたおかげで、実感として初めて体験できたのです。子供の頃にこれを見たら、宇宙飛行士になりたくなっただろうなあと思いました。
普段から植物ばかりの生活ですが、宇宙まで心は飛んでいき、とてもいい体験でした。

iPhone 13Pro