ラン科 サイハイラン属 モイワラン
モイワランはサイハイランに似た植物ですが、葉がない菌従属栄養植物です。サイハイランには花期に葉がないものもあるので、葉のあるなしだけではサイハイランとモイワランは見分けられません。花色も、モイワランは濃紅紫色で、サイハイランは淡い紅紫だったり紫褐色のものが多いですが、北海道のサイハイランは濃紅紫色の個体も多く、花色で葉見分けられません。見分けるポイントは唇弁の形です。モイワランの唇弁はまっすぐで平らで開いています。それに対しサイハイランの唇弁は、中心に向けて巻き込むような形で、くねくねと曲がります。書いているとわかりにくいですが、一目見ると納得です。
ここのモイワランは昨年はたくさん出たようですが、今年は2本。ちなみに2023年には0本でした。モイワランは出ては消滅するを繰り返しているようですね。なかなか見るのが難しい菌従属栄養植物のランです。
ずっとモイワランを探していて、今回やっと見つけることができました。2023年にも北海道にモイワランを探して、あちらの山、こちらの山を歩きました。その時このモイワランを見た登山道も歩いていたのですが、その時は見つかりませんでした。その時も「モイワラン、モイワラン、モイワランはないかな」とモイワランを探していたので見逃すはずはありません。2023年に0本だったモイワランが2025年に大量発生して2026年には2本だけになりました。来年はどうなるのでしょうか。

(Cremastra aphylla )
全体に色が濃く
花の数が少ないのが特徴のひとつ。
菌従属栄養植物ですから
葉はありません。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II

花のアップ。
唇弁がほぼ平らなのが
サイハイランとの違い。
サイハイランとモイワランは
別種と考えるのは当然です。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II