サラノキの葉でネパール人は皿を作ります。今でも普通に使われています。主に神様への捧げものの皿としての使用が多いですが。レストランでも使っています。一枚の葉ではなく数枚の葉を、縫うようにして重ね、型押しして、深皿のようにしています。葉は緑のままで売っていることもありますが、使われているのは、乾いて茶色になったものが多いですね。
サラノキの葉がたくさん売られていました。この状態から皿を作るのでしょうか。奥には、皿になったサラノキの葉も写っています。まだ青いサラノキの葉ですが、使うときにはたいてい茶色く変色しています。この手前の葉はサラノキではないのかと思うくらい大きいです。
サラノキの葉の皿というのはなかなかおかしいですね。サラノキ。シャラノキ。現地では「サル(サラ)」と呼ばれています。
サラノキ、シャラノキ、サラソウジュ。学名Shorea robusta。
ネパールでも、普段使うもの、というより、神様へのお供えという意味が強いサラノキの葉のお皿。ネパール人の家庭まで見せてもらったことはありませんが、ステンレスのお皿が一般的です。
そういえば、ちょっと前までは素焼きのコップがよく使われていて、街角のチャイ屋(ミルクティー店)では、使い捨てのようになっていたのですが、それもあまり見かけなくなりました。