リンドウ科リンドウ属フデリンドウ
春によく見る小さなリンドウ。山野の日当たりのよい林内由香や草地に生えます。茎は高さ6~9cm。花茎に小さな肉厚な葉が密生します。
よく似たリンドウは、ハルリンドウ、コケリンドウとこのフデリンドウの三種類があります。コケリンドウは立ち上がらないし小さく、ハルリンドウには根生葉があります。フデリンドウは花茎が立ち上がり、根生葉はありません。
名の由来は花茎の先に花が咲く様子を筆に例えたこと。あまり筆のようには見えません。花冠は長さ2~2.5cm。花期は3~5月。北海道、本州、四国、九州に分布します。