後袈裟丸山
後袈裟丸山は群馬県のみどり市にある山です。北には日本百名山のひとつ皇海山があり、同じ尾根のピークです。さらに北には日光白根山まで続く、大きな山塊に位置します。ツツジの山として知られており、特にアカヤシオ、シロヤシオ、アズマシャクナゲがすばらしい山なのです。
たまたまQさんと話をしていたところ、Qさんは先日アカヤシオ目当てに前袈裟丸山に登って、今度は後袈裟丸山のシロヤシオを見たいとのことでした。それなら一緒に行きましょう、とすぐに話がまとまり一緒に山に行くことになりました。
朝、集合場所で合流し、車で登山口へ。長い林道はよく整備されていますが、道は狭く、道路に落石もあり、運転には注意が必要です。いきなり木の階段の急な登り。周囲にはヤマツツジが咲いている、ミズナラ主体の明るくきれいな林です。しばらく登り、尾根に出ると勾配は緩やかになり、一段上がったところに八重樺原ノ看板がある広場に出ます。緩やかに登ると三角点があり、この辺りからトウゴクミツバツツジが咲き始めます。
右側には木が少なくなり、前袈裟丸方面が見えてくると、ついにシロヤシオが咲き始めていました。あとは延々と尾根を登っています。やがてアズマシャクナゲが咲き、アズマシャクナゲのトンネルもくぐります。足元にはアカヤシオの花が落ちていました。コメツガの林に入ると、登山道は急勾配になり、アズマシャクナゲの尾根を歩いて、最後の岩場を登ると山頂です。
山頂にはアズマシャクナゲの群落があり、なかなかいい時間が過ごせました。あとは下るだけです。コースタイムは5時間30分程度。標高差は800m程度ある、日帰りとしては少しきつい山歩きでした。
下山後は水沼温泉で汗を流し、桐生の名店「麺処酒処ふる川 暮六つ」 でひもかわわうどんを食べました。おいしかったです。Qさんも大満足の様子でよかったです。Qさんとは200山以上も山に登っている山仲間なのですが、なかなかこうやってのんびりする機会がないので、うれしいものです。