アヤメ 里山の植物

アヤメ科 アヤメ属 アヤメ

 初夏の山の花であるアヤメ。里山というより高原の植物のイメージがあります。群馬県北部の山中ではもう開花していました。

 アヤメの名の由来は、花の模様からきたのではありません。(私はそう思っていました。)アヤメは漢字では文目。花ではなく、葉が並列して美しく立っているから・・・。そうだったのか!そのように「色で見分け五感で楽しむ野草図鑑」に書いてありありました(文責は私です)。コロッと忘れていました。昔はショウブ(ショウブ科、以前はサトイモ科に分類)のことをアヤメと呼んでいました。ショウブは目立つ花が咲かないので、花で見分けるのは簡単です。このように葉の形が似ているだけで、昔は名を付けていったので、昔からの名は、今の分類の目から見ると混乱しています。ノハナショウブはショウブの名がありますがアヤメ科です。

 アヤメ科アヤメ属で、アヤメに似た植物はノハナショウブ、カキツバタ、ヒオウギアヤメがあります。ノハナショウブとカキツバタは湿原や水気の多い場所に咲きます。見分け方のポイントはこの2種は外花被片と呼ばれる、下に垂れる大きな花びらの付け根の部分にひとつ筋があることで、カキツバタはその筋が白色、ノハナショウブは黄色です。外花被片には網目模様はありません。

 アヤメ科アヤメ属で外花被片に網目模様があるのはアヤメとヒオウギアヤメ。このふたつは似ていますが、アヤメの花は内側にある内花被片は大きく立ち上がり、葉の幅は5~10mm。ヒオウギアヤメは内花被片が小型で小さく、葉の幅は15~30cmと大きいのが特徴です。

 

アヤメ
Iris sanguinea
アヤメとしては小型の個体です。

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アヤメ
花のアップ。
ピンと立った、
大きな内花被片が特徴です。

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