ナマクワランドは寒かった
ナマクワランドの花探索と撮影を終えて、夕方にスプリングボックの街に帰ってきました。花はたくさんあるので、早めに自分で切り上げないと何時までも撮影できます。しかし、今日はたくさん撮影しすぎて疲れたし、明るいうちにスプリングボックの町での用事を済ましたいので、帰ることにします。
スーパーに立ち寄って、夕食を買って帰り、前庭のピクニックテーブルで料理を作り、夕食を食べました。食べものを自分で用意し、自分で明日の計画を練るなど、植物探検をするためには、現地でもやたらと忙しいのです。
暗くなると、突然気温が下がりました。薄手のダウンジャケットを羽織っても寒いほど。翌朝は0度近くまで気温が下がったのではないでしょうか。こんなに寒いとは思いませんでした。
翌朝、起きると、なんと寒い雨が降っていました。あまり雨までは予想していなかったのですが・・・。これではお花畑の花は開きません。今日の撮影はダメかもしれません。ナマクワ国立公園に向かうつもりでした。スプリングボックからナマクワ国立公園は70Kmも離れています。スプリングボックの天気は悪くても、目的地のナマクワ国立公園は離れているので、少しはよい天気ではないだろうかと考え、とにかくナマクワ国立公園を目指すことにしました。
ナマクワ国立公園は内陸部のスキルパッドと、海岸部のふたつのエリアがあります。今回の目的地はナマクワ国立公園のスキルパッドです。
ナマクワ国立公園のスキルパッドには、管理事務所があり、ここで入園料を払います。到着する頃には、雨はやんでいたのですが、気温が低く、やはりお花畑の花は開いていませんでした。
仕方がないので、さらに奥まで車で入っていきます。公園近くの道はバスでも走れるほどですが、ちょっと入ると地上最低高が高く、悪路でも車の腹をこすらないSUV車が必要です。
国立公園の奥に車で入っていくと、環境がどんどん変わり、見たことのない植物がまたここにも、またここにもと現れてきました。お花畑ではないですが、花の種類が多く、撮影に時間がかかり、なかなか進みません。