南部アフリカへのおさそい

ナミビアと南アフリカで植物探索ツアー募集中

 ブログでは南アフリカのリヒターズフェルト国立公園の紹介をしていますが、2019年11~12月、南部アフリカに行って植物を見るツアーをアルパインツアーで計画し、ただいま募集中です。ブログで紹介しているエリアは南アフリカの北西部が中心ですが、このツアーでは、それより少し北側にある南アフリカの隣の国のナミビアにあるナミブ砂漠と、ケープタウン近くのテーブルマウンテンが目的地です。

 このツアーの大きな目的は、ナミブ砂漠にあるキソウテンガイという、まさにその名も奇想天外な植物です。世界でも南部アフリカのナミブ砂漠のほんの一部の場所でしか見られない珍しい植物です。キソウテンガイは学名からウエルウィッチアと呼ばれることもある、変わった植物です。

 キソウテンガイ(ウエルウィッチア)寿命は非常に長く、数百年ともいわれています。砂漠という過酷な環境のため成長が遅く、結果として長寿の植物になったのでしょう。なんと葉は2枚だけしかないという潔さ。延々とその葉を伸ばし続けるので、大株になるとだんだん切れたり割れたりして、もじゃもじゃした感じになって行きます。実は、ナミビアのナミブ砂漠まで行けば、キソウテンガイ(ウエルウィッチア)を見ることはそれほど難しくありません。しかし、そこで見られるキソウテンガイ(ウエルウィッチア)は、あまり大きなものではなく、自然な感じではありません。そこで今回のツアーでは、より深く砂漠の中にジープで入り、自然の中でキソウテンガイ(ウエルウィッチア)の群落に行く予定です。

 もうひとつの目的は、ケープタウンにある、標高1000mを越えた高さのテーブルマウンテンの山上です。今年の8月はまだまだ寒く、時間もなかったのでテーブルマウンテンには上がらなかったのですが、11~12月は初夏なので、ちょうどたくさんの花が咲いているでしょう。特に目的にしているのは、ヤマモガシ科のキングプロテアです。花の直径が20cm以上ある美しい花で、ほぼ一年中咲きますが、現地の初夏によく咲きます。

 この機会にぜひご参加ください。詳しくはアルパインツアーに。(担当:藤村さん、北島さん)詳細は下記をクリック。

アルパインツアーサービス(株)  ←ここをクリック

ヤマモガシ科の木の花
ケープ岬にて
喜望峰川から、テーブルマウンテンを望む

アフリカの青い有無と
乾燥に強く多肉化したキク科の花
ケープ半島にて