南アフリカの北の果て オレンジ川

ナミビアと南アフリカとの国境の川

 南アフリカとナミビアの国境は、オレンジ川。リヒターズフェルト国立公園を流れるオレンジ川の北側はナミビア、南は南アフリカです。砂漠地帯を流れる川ですが、川のそばだけ深い緑の森や草地が育っています。リヒターズフェルト国立公園は南アフリカですので、リヒターズフェルト国立公園もオレンジ川に沿ってあります。

 二日目のキャンプ地は、オレンジ川のほとり、河床から一段上がった段丘の上にありました。リヒターズフェルト国立公園のキャンプ場は、誰もいませんでした。車で河原近くに降りていき、川の流れに向かって河原を歩きました。河原はとてつもなく広く、オレンジ川は雨が降ると水量が増えることが予想されます。河原の砂利には、シジミのような2枚貝の貝殻が落ちていました。

 流れのそばに立つと、川辺には巨大なアシの仲間やイグサの仲間が生えていました。ここだけ生き物がたくさんいます。流れの向こうはナミビアです。巨大なボタ山のような盛り土が見えました。これはダイヤモンド鉱山です。ダイヤモンドを探して掘った巨大な穴を掘って、捨てた土です。高さ50m以上、幅1Km以上ありそうな巨大なものです。南アフリカもナミビアもダイヤモンドの大産地です。

 オレンジ川のほとりでは、ただ風が吹いていました。ずっと風を受けていました。突然、「南アフリカの旅は終わりだ。」と感じました。自分で旅をしていないと出てこない、旅の終わりの感覚は特別です。

 この後、ケープタウンに向かうことになりますが、誰も通らない砂漠の真ん中でタイヤがパンクしたり、何度もトラブルに見舞われました。

砂漠の中のオレンジ川。
川の向こうはナミビアです。
流れのそばは、緑が濃いですね。
ずっと何日も砂漠的な光景ばかり見てきたので、
なんだか幸せで、優しいいい気分になります。

川の大河ンはナミビア。
丘のようになっていますが、
すべてダイヤモンド鉱山です。
流れのそばは緑が濃いです。
オレンジ川
イは2m近い草丈、
アシは3mを越える草丈
日本のものに比べるとはるかに大型です