サルトリイバラ

サルトリイバラの雄花と雌花

 サルトリイバラ科サルトリイバラ属のつる植物です。鋭いカギ状のトゲがあり、サルも引っかかって捕らえてしまう、と名付けられたようです。サンキライと呼ぶのは間違いだと牧野植物図鑑には書かれています。

 葉は円形。関東西部あたりから柏餅を包む葉に使うことがあります。この写真の個体の葉は直径5~7cmなので想像しにくいかもしれませんが、葉の直径が10cmを超えるものもあります。また、葉を2枚使って挟む柏餅もあります。

 サルトリイバラは雌雄異株。それぞれ雄花と雌花が咲きます。球形の花序がぶらさがります。雄花は花粉と雄蕊が目立ち、雌花はぷっくり膨らんだ子房が目立ちます。

サルトリイバラ
Smilax china
雄花です

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO ED 12-100mm F4.0 IS PRO
サルトリイバラ雌花
雄しべは退化して
雌しべと子房だけが目立ちます

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO 60mm マクロ F2.8
サルトリイバラ雄花
逆校にきらきら輝いていました。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO 60mm マクロ F2.8