サバノオ 九州の植物

キンポウゲ科 シロカネソウ属 サバノオ 

 サバノオはあまり聞きない植物ですが、それもそのはず収集限定の植物です。関東周辺にはトウゴクサバノオが分布しています。近縁種ですが、サバノオの清楚な美しさは、美しい花の多いシロカネソウ属でも、ずば抜けています。阿蘇名と九州にはこの時期何度も行っていますが、近年はご無沙汰しております。またこれらの花を見てみたいと思っています。この写真も10年以上前に撮影したものです。花期は3~4月。

 サバノオは小さな植物です。花の直径は8mm程度。草丈は20cm程度です。この個体は葉も茶色ですが、葉が緑色の個体もあります。名前の由来は種子の形が、サバの尾びれに似ているからです。

サバノオ
Dichocarpum dicarpon
落ち葉に隠れるように咲いています