モミジガサ 里山の植物

キク科 コウモリソウ属 モミジガサ

 ちょっと地味な植物ですが、なかなかかわいい植物なので、私は好きです。夏の暑い季節に咲くので、なかなか咲きたてのいい花に出会うことがなかったのですが、今年咲きたての花に出会うことができました。とはいっても目黒の教育自然園ですが。

 春の新芽のころは、山菜として食べることができます。夏までどんどん大きくなり草丈60~80cm。茎の先端にたくさんの花を付けます。

 花をよく見ると、頭花は小花は5個程度のシンプルな構成です。ひとつの小花は、すべて舌状花で、花冠は5裂します。

 葉は大きく、幅20cm程度。深く7裂しています。葉表の葉脈部分が窪むのも特徴のひとつ。

モミジガサ
Parasenecio delphiniifolius
花穂の下の部分はまだつぼみです
上部だけが開いています
花冠が開くとすぐに茶色になってしまいます
葉の形も特徴があります

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

 

モミジガサの花穂
咲いている花穂の上部分
最初は雄状態で、後半は雌しべが飛び出します



OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
KIPON
 TAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01)

モミジガサの頭花
咲きたてで、花冠が5裂したところです
花粉が出始めています
ほかの小花はまだつぼみで
花は開いていないようです。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
KIPON
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト