murren vol 20 模様 Pattern

「街と山のあいだ」がテーマの小冊子 murren 20号 模様には意味がある

 「街と山のあいだ」がテーマの小冊子、murrenの最新号を紹介します。

 最初の章は「アフガニスタン キリムの絨毯」。遊牧民の織物の模様は、自然界の様々なものを参考に作られています。第2の章「モロッコ フェズ焼きの皿」ではイスラム世界の幾何学模様を分解し、再び構成しています。「ギリシャ クレタ刺繍」では東西文明のまじりあいを論じます。「南アフリカ ズールーバズケット」のズールーとは南アフリカ東部に住む民族の名前です。ズールー族はビーズや篭などの民芸的な手仕事が上手な人々です。

 ほかにもインドの染物、タイの織物、インドネシアのろうけつ染め、チリの壺まで、世界中を飛び回って集めた世界と日本の模様について、わかりやすく書かれています。美しい写真も魅力です。

 模様というと、勉強的な話のように思えますが、そこはミューレンの著者である若菜さんの本領発揮。複雑で難しい模様の世界をわかりやすく解きほぐし、まずおもしろく、そして興味深く、かつ簡潔に書かれています。解説にはイラストが多用されています。読めば「へ~、そうなの」「ふ~ん、なるほど」の連続です。「ミューレン 模様」を読むと、きっと新しい発見があるでしょう。

おすすめです。

ミューレン 26号 模様 発行所 murren編集部 編集発行人 若菜晃子

murren vol 20 模様 Pattern

www.murren612.com

表紙はレフカラレース刺繍です。

 

 

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