アレチヌスビトハギ 多摩丘陵の植物

マメ科 ヌスビトハギ属 アレチヌスビトハギ

 多摩丘陵の生田緑地に行きました。中心部分は公園としてよく整備され過ぎてあまり植物的にはおもしろくないのですが、そこ以外には自然がよく残されていて、なかなかたくさんの植物がありました。秋なのでマメ科の植物がよく咲いていました。

 アレチヌスビトハギは北アメリカ原産の帰化植物です。関西では以前からよく見かけた帰化植物です。関東ではあまり見なかったのですが、最近時々見るようになりました。近年入り込んできた帰化植物です。在来のヌスビトハギと同じように豆鞘に鈎状の毛が生えていて服などにひっ付きます。ヌスビトハギの豆鞘はふたつに分かれますが、アレチヌスビトハギの豆鞘は2~5個に分かれるのが見分けるポイントです。よく見ると花も違い、アレチヌスビトハギのほうが花が大きくきれいです。

 アレチヌスビトハギの草丈は1m近くになることもあります。葉は3小葉からなり、小葉の長さは2~4cm。花期は7~9月。

アレチヌスビトハギ
(Desmodium paniculatum
花は1日花

Canon EOS 6D Mark II
Canon EF100mm f/2.8L Macro IS USM
アレチヌスビトハギの花
長さ7~8mm
顔みたいな模様が特徴です。

Canon EOS 6D Mark II
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
アレチヌスビトハギの豆鞘
ふたつ以上に分かれているのが特徴です。
毛がいっぱい生えています

Canon EOS 6D Mark II
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト