OLYMPUS  M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

植物写真撮影に有効なオリンパスの望遠レンズ

 望遠レンズの特徴は、遠くのものが大きく撮れるだけではありません。背景が美しくぼけるので、被写体の植物が浮き立ちます。そしてくっきり移ることも多いようです。立体感を出せるのも特徴のひとつ。

 と、書くと、いいことずくめのようですが、それなりに難しさもあります。重く、大きく、撮り廻しが悪いことがまずあげられます。画角が狭いので、被写体まで大きなスペースが必要で、被写体を探すのは大変です。このレンズは手振れ補正が強力ですが、それでもちょっと気を抜くと、すぐにぶれてしまいます。写りはよいが、撮影に使えることは少ないレンズと言えます。

 誰にでもおすすめできるレンズではないですが、いやいや、なかなかおもしろいレンズです。

カリガネソウ
Tripora divaricata )
シソ科 カリガネソウ属 カリガネソウ
ごちゃごちゃしがちな植物ですが、
花はたくさんあるのはなんとなく見える、
いい感じに撮れました。
花茎には毛がくっきり写っています。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO


シモバシラ
Collinsonia japonica)
シソ科シモバシラ科
300mmレンズは花をアップで撮影できるので、
シモバシラの花穂を撮ってみました。
迫力があってなかなかいい感じです。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
マヤラン
Cymbidium macrorhizon
ラン科 シュンラン属 
実際はこのような地生ランを300mmで撮るのは難しいです。
場所が整っていてやっと成功した感じです。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

OLYMPUS  M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
昔なら、絶対に手持ちで撮れなかった
この超望遠レンズが手持ちで撮れる。
いいですね。