オオバフジボグサ 西表島の植物

マメ科 フジボグサ属 オオバフジボグサ

 西表島で今回初めて見た植物のひとつ。オオバフジボグサは前から見たかった植物のひとつですので、今回見られてよかったです。日本の植物らしくない感じを受ける、ちょっと変わった植物です。ちょっとカタカナだと名前がわかりにくいですね。大葉藤穂草です。「大きな葉で、藤のような花穂の草」という意味です。藤は下に向かって花穂を伸ばしますが、オオバフジボグサは上に向かって花穂を伸ばします。

 草丈20~50cm。茎は地面をはうように伸びていきます。小葉はマメ科らしく3枚または1枚。長さ2~7cmですから、オオバ(大葉)の名前がふさわしいですね。オオバフジボグサの花穂は長さ3~8cm。花は多数ついて、長さ6mm。八重山諸島に分布します。

 オオバフジボグサとあるので、もちろんフジボグサもあります。フジボグサはまだ見たことがないので、いつか見てみたいです。花穂がオオバフジボグサよりも早いようです。

 これも自生地を教えていただいてやっと見ることができました。Kさんありがとうございました。

オオバフジボグサ
Uraria lagopodioides
茎が地面を這って重なっているので、
ここにオオバフジボグサが何株あるか
わかりません。
オオバフジボグサは花穂に比べると、
やはり葉が大きいですね。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

オオバフジボグサの花穂
花もきれいです。
苞の先端が針のように伸び、
そこにたくさんの毛が生えています。
オオバフジボグサは花が終わると青っぽくなるようです。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO 60mm マクロ F2.8

オオバフジボグサの葉
花と比べてみてください。
やはり大きいです。
漢字では大葉藤穂草。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS  M.ZUIKO 60mm マクロ F2.8