ヒメキランソウ 宮古島の植物

シソ科 キランソウ属 ヒメキランソウ

 宮古島から帰ってきて、もう4日目になりました。昨日の夜にブログを書いたのですが、なぜかアップ背れずにいましたので書き直しています。時々沖縄料理を、買ってきた食材をもとに作っています。宮古そば、ジーマミ豆腐、島ラッキョウ、アーサー汁、海ブドウ。宮古島楽しかったな。

 ヒメキランソウは沖縄や西表島など、街なかで園芸植物として花が咲いていることはよく見られますが、野生のヒメキランソウはなかなか見ることはできません。宮古島では、少ないながらも野生状態のヒメキランソウを見ることができます。

 ヒメキランソウの主な自生地は私の経験では主にふたつ。ひとつは砂地です。砂が動く砂浜ではなく、ちょっと陸地側に入って芝地になっていたりする場所に砂地をマット状に覆って生えています。もうひとつは隆起石灰岩の断崖の窪み。小さな窪みに生えて、そこから地上枝を伸ばしています。どちらにしても日当たりがよく、ほかに競争相手がいないような場所を好みます。

 園芸のヒメキランソウは花がどれも大きく、ほとんどどの個体の花がほぼ同じ大きさと色。野生のヒメキランソウは花の大きさに個体による差が大きく、花色も濃いものから白っぽいものまで様々です。

ヒメキランソウ
Ajuga pygmaea)
野生のものでは、
花が大きいほうです。
石灰岩の断崖に生えて、
匍匐枝で伸びています。
葉が厚く、いかにも
塩分や乾燥に耐性がありそうです。


Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

ヒメキランソウ

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
宮古島の海
このような海岸の岩場に
ヒメキランソウは生えています。
海は、下の砂、生きているサンゴ、
外海によって大きく色を変化させます。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

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