ナツツバキ 山の植物

ツバキ科 ナツツバキ属 ナツツバキ

 赤城山の山麓には、ナツツバキの木がたくさん生えています。ナツツバキの木の幹の樹皮はとてもおもしろい模様があります。木が大きくなるにつれ、樹皮がどんどん剥がれ落ち、新しい部分と、古い部分の色と質感が違い、模様になっているのです。新しい部分は触るとツルツルです。ナツツバキの一本の木の幹がとても美しく光っていました。葉はもうすべて落ちていました。

 ナツツバキはシャラノキやサラソウジュなどと呼ばれることがありますが、これは全く違います。昔からの勘違いです。ナツツバキはツバキ科、サラノキはフタバガキ科の熱帯植物でインド、ネパールなどに分布します。本物のサラノキは仏様(ブッダ)が入滅されたときに、周囲にサラノキ2本ずつ植えてあったということになっています。サラノキについては、このブログの最初のころのページを見てください。

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ナツツバキ
Stewartia pseudocamellia
木の幹
白い部分が新しい

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