マメ科 ノササゲ属 ノササゲ
冬の雑木林には、あまり色がないのですが、そんな中でも、ノササゲの豆鞘の美しい紫色は格別です。自然の中にはなかなかない色ですが、ノササゲの豆鞘はとても小さく、見つけにくいものです。でも気を付けていれば、すっと目に入ってきます。いつもわくわくする気持ちを持っていれば。
この時期のノササゲの豆鞘は、豆鞘がはじけてからだいぶたっています。この写真のノササゲの豆鞘のような半透明で、でも色が残っている、という状況です。これはほんの一瞬。もうすぐ色が抜けてしまうのです。
自然との出会いはいつも一期一会。二度と同じものはありません。一瞬を大事にしたいと思っています。