キツネノカミソリ 多摩丘陵の植物

ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 キツネノカミソリ

 夏の里山に咲く花です。葉は花の時期にはありません。葉は早春に出して、夏草や林の緑に囲まれてしまう夏になると葉は枯らしてしまいます。そして花だけそこから出します。

 ヒガンバナも花と葉を別々に出しますが、まったく時期が違います。色々な生き方があっておもしろいですね。

 名前の由来は葉の形がカミソリに似ているから。今のカミソリではなく、昔の理髪店で使っている(今も使っているはずですが)ようなカミソリの事でしょう。形は似ているが、ひげがそれるわけではないので狐の剃刀なのですが、キツネにしたら、なんだか馬鹿にした話です。  

キツネノカミソリ
Lycoris sanguinea
咲いたばかりの個体と、
もう花が終わって枯れてしまった個体、
色々ありました。
暑い中に朱色の花がきれいです。
多摩丘陵の道端で咲いていました。

CANON EOS R
CANON RF35mm F1.8 MACRO IS STM