チャボツメレンゲ 四国の植物

ベンケイソウ科 チャボツメレンゲ属 チャボツメレンゲ

  今回の四国の旅で、チャボツメレンゲの撮影も目的のひとつ。チャボツメレンゲは以前、長崎県で見たことがあるのですが、あまりに昔なのでちゃんと撮影していません。そこでもう一度撮影してみたいと思っていました。小さな植物ですがとてもかわいいのです。以前出会ったときは、山頂に岩山をよじ登って、山頂に顔を出した瞬間に、チャボツメレンゲと目が合いました。「ここにいるよ」印象的な出会いでした。

 あれから・・・。20年?今もあの山に咲いているでしょうか?ずっと心に引っかかっていた花でした。あの山にもまた行きたいなあ。

 チャボツメレンゲはあまり情報もなく、ただチャボツメレンゲがありそうな山に登りました。後は、今までのチャボツメレンゲの記憶をもとに、チャボツメレンゲがありそうな環境を探して歩きました。

 岩に顔を出すと、ありました。「ここにいるよ!」赤茶色の葉に、白い花。チャボツメレンゲでです。かわいいですね。ちょっと花は終わりの時期ですが、なんとなくそのほうが写真になるような気がします。

 チャボツメレンゲの花は3~5mm程度しかありません。咲き初めは白い花ですが、花が終わると赤褐色になります。葉は多肉質です。岩は乾燥しやすいので、乾燥に耐えるために葉に水分をためているのでしょう。

チャボツメレンゲ
Meterostachys sikokianu
小さな花束のような花です
花のひとつひとつは
星のように5角形です。
花が終わると、
果実は赤くなります

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

 

チャボツメレンゲの咲く岩
乾燥し、風が強く、栄養分も少ない、
厳しい環境なので、
ここにはツメレンゲしか生えていません。
ツメレンゲがいかに小さいかも
感じられます

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM
チャボツメレンゲの葉のアップ
いかにも多肉植物です。
表面を乾燥に強そうな層で覆われています。

Canon EOS R
マウントアダプター EF-EOS R
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
Canon スピードライト 270EXⅡ