ギアナ高地のラン ベネズエラ

 ギアナ高地はベネズエラ、ガイアナ、ブラジルの三ヶ国にまたがるテーブル状の台地です。標高差1000m以上の断崖絶壁に囲まれ、下界とは物理的に分断された世界が広がります。地質的にものすごく古い地質で、下界とは分断されているために、昔は 数千年前から続く太古の自然のタイムカプセル的な考え方もありましたが、植物の世界を見ると、下界とわずかながらもつながりがあったようです。

 ギアナ高地は地質的に古く多雨地帯です。このため、ギアナ高地の上の土は常に水に流されて、下界に落ちてきまい、ギアナ高地は基本的に栄養が少なく、岩盤が露出した場所ばかりです。とはいえ、一部には森があって、腐葉土が多い場所もあります。ギアナ高地のひとつアウヤンテプイは大きさが東京の23区をすべて合わせたほどの面積があり、様々な環境があります。

 このような場所にはランの種類が多いです。地生ランに樹上ラン、様々なランがありました。

ギアナ高地
アウヤンテプイ山上のラン
ギアナ高地の山上は岩だらけ。
一億年以上前の地層がそのまま残る

このランは
いったいどうして
こんなにシャープな花の形に
なったのでしょう