バラ科 トキワサンザシ属 カザンテマリ
ピラカンサと呼ばれる園芸植物はトキワサンザシ、タチバナモドキがあります。このふたつが多いと思っていましたが、最近はカザンテマリが増えているようです。園芸的には「ピラカンサ」「ピラカンサス」と言ってひとくくりです。
見分け方はまずは葉。タチバナモドキは葉のは丸く縁にギザギザがなく、葉裏には毛が生えています。トキワサンザシとカザンテマリは葉の縁に鋸歯と呼ばれるギザギザがあります。もうひとつの見分け方のポイントは果実。タチバナモドキの果実の色はダイダイ色。トキワサンザシは実が小さく赤色、カザンテマリの果実は大きめで赤色です。トキワサンザシとカザンテマリは、ここまではよく似ていますが、見分け方のポイントは花序です。トキワサンザシの花序は毛が密生し、カザンテマリは無毛です。
近所のピラカンサを猛何年も連続して観察しています。秋には真っ赤に色づいて、重そうに枝が垂れていました。このピラカンサは何か調べてみました。それで、やっとカザンテマリの名前がわかりました。私は園芸植物はまだ弱いのです。まだまだ勉強が必要です。でも知ることが楽しみでもあります。
さて、このカザンテマリは、なぜか毎年正月まで鳥は食べません。今年も正月を過ぎたところで食べられ始めました。これから一気に食べられるのでしょう。