ラン科 シュンラン属 マヤラン
マヤランは都会の中の公園でも咲く、珍しい菌従属栄養植物です。今日は皇居の東御苑に行きました。自宅から30分ちょっとで行ける公園です。皇居の中なので、入口の警備は厳重です。入場者は全員手荷物検査を受けてから入ります。
この中にある雑木林にマヤランは生えていました。かなりの数です。ちょっと遅かった花もありますが、蕾もあるので、まだしばらくマヤランの開花は見られるでしょう。
マヤランは不思議な花です。初夏の7月に一度咲き、9月にもう一度咲くのです。暑い盛夏を避けるのは、訪花昆虫に何か理由があるのでしょうか?
花をアップで見ると、深紅の模様があり、とてもきれいです。葉は鱗片状です。
写真のマヤランの近くにはアカマツはありませんでした。このマヤランがあったのはヤマボウシの木の近く。マヤランが利用する菌は赤松だけの菌根菌ではないようです。

(Cymbidium macrorhizon)
白い花に深紅の筋。
菌従属栄養植物ではかなり派手な花。
草丈も20cm以上あり、まあまあ高いです。
萼の三枚は大きく開きます。
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

朝まで雨が降っていました。
まだ水滴がたっぷり付いています。
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

唇弁と側花弁とずい柱
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO