ラン科 クモキリソウ属 フガクスズムシソウ
フガクスズムシソウは、ブナやカエデの苔むした木の幹に生える着生ランです。スズムシソウの近縁種ですが、木の上だけに住み、地面に生えることはありません。共生している菌類が違うようです。見た目はよく似ていますが、生き方はずいぶん違うようです
このフガクスズムシソウは10年以上前から、その存在は知っていましたが、なぜか縁もなく、今まで一度も見ることができませんでした。今回知り合いに大まかな場所をお聞きして、やっと見ることができました。ありがとうございました。
フガクスズムシソウを見つけることは、簡単ではありませんでした。半日、フガクスズムシソウを探して、木の上を見ながら歩き、ありそうな木の上を望遠鏡で見たりしながら、延々と花を探して森の中を歩きました。場所を変え少し歩くと古いブナの木があって、ここにフガクスズムシソウがいそうだ!と思いこみましたが、それらしき葉っぱしかありませんでした。必死で歩いたので、お腹もすきませんし、喉も乾きません。
それでも、しつこくフガクスズムシソウを探しました。木の上に、ふわっと紫の色を見つけました。遠くて肉眼ではわからなかったのですが、望遠鏡で見たら、やっぱりフガクスズムシソウでした。一度目に入ると、次々と見つかります。フガクスズムシソウ、またフガクスズムシソウ!ずっと探していたフガクスズムシソウです。ドキドキして、興奮しました。
このために持ってきた望遠レンズ。フガクスズムシソウは400mmの望遠レンズでもまだ遠いですね。近くに咲いているフガクスズムシソウも見つけ、やっと撮影できました。とっても素敵なランでした。フガクスズムシソウは花もなかなかいい状態でした。

(Liparis fujisanensis)
まだ蕾も残っていました。
葉の縁の波打つのが特徴です。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100-400mm F5.6-8 IS USM

逆光だと花を光が透き通り、
薄紫色に見えます。
探していた花に出会えるのもうれしいことです。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100-400mm F5.6-8 IS USM

花のアップ
なかなかおもしろい形です。
Canon EOS R5 MarkⅡ
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II