ハママツナ 宮城の海岸植物

ヒユ科 マツナ属 ハママツナ

 仙台港近くにある蒲生干潟は、自然が豊かな場所です。塩性植物屋、海浜植物が生えています。大震災の時の津波と復旧工事により大きな影響を受けましたが、また新たな自然の姿を取り戻しつつあります。

 蒲生干潟で今回目についたのが、このハママツナです。満潮時には海に半分漬かってしまうような干潟に生えています。しょっぱい世界が好きなのですね。よく似た植物で、よく似た環境に生えるマツナがありますが、マツナはハママツナより葉が長いようです。アカザ科のシチメンソウもよく似ていますが、シチメンソウはアカザ科ですから他人の空似というやつですね。

 ハママツナの花はもう終わっていました。花の時期に見たかったです。

ハママツナ
Suaeda maritima) 
葉は短く多肉質です。

Canon EOS R
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM

ハママツナ群落
満潮になると、ハママツナは
海に浸かってしまいました。
紅葉はしないようです。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

ハママツナ
葉の付け根に花が終わった
若い果実が見えます。
黒いのは種子のようです。
何もかも多肉質です。

Canon EOS R
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
LightPix Labs FlashQ Q20II