ハゼノキ 多摩丘陵の植物

ウルシ科 ウルシ属 ハゼノキ

 ハゼノキが紅葉していました。ハゼノキは日本の関東以南から沖縄まで生える植物です。和ろうそくの原料として、果実を絞るために植えられていたハゼノキが逃げ出したものが多いようです。日本にはもともとハゼノキが自生していますが、もはや区別ができません。

 ハゼノキと似た植物にヤマハゼがあります。ヤマハゼとハゼノキの見分け方は葉の形です。ヤマハゼの小葉は細く先端がつまんだように長く伸びること。ハゼノキは先端はとがりますが、先端はあまり伸びずに全体にぽっちゃりした感じです。近くで見られる場合は葉の毛を確認すると確実に見分けられます。葉や葉柄の毛がなければハゼノキ、毛が生えていればヤマハゼです。どちらにしても紅葉がきれいな植物です。

ハゼノキ
Toxicodendron succedaneum)

背景は池の水面でシンプルなので
葉の美しさが際立ちます。

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