ベンケイソウ科 チャボツメレンゲ属 チャボツメレンゲ
今回の四国の旅で、チャボツメレンゲの撮影も目的のひとつ。チャボツメレンゲは以前、長崎県で見たことがあるのですが、あまりに昔なのでちゃんと撮影していません。そこでもう一度撮影してみたいと思っていました。小さな植物ですがとてもかわいいのです。以前出会ったときは、山頂に岩山をよじ登って、山頂に顔を出した瞬間に、チャボツメレンゲと目が合いました。「ここにいるよ」印象的な出会いでした。
あれから・・・。20年?今もあの山に咲いているでしょうか?ずっと心に引っかかっていた花でした。あの山にもまた行きたいなあ。
チャボツメレンゲはあまり情報もなく、ただチャボツメレンゲがありそうな山に登りました。後は、今までのチャボツメレンゲの記憶をもとに、チャボツメレンゲがありそうな環境を探して歩きました。
岩に顔を出すと、ありました。「ここにいるよ!」赤茶色の葉に、白い花。チャボツメレンゲでです。かわいいですね。ちょっと花は終わりの時期ですが、なんとなくそのほうが写真になるような気がします。
チャボツメレンゲの花は3~5mm程度しかありません。咲き初めは白い花ですが、花が終わると赤褐色になります。葉は多肉質です。岩は乾燥しやすいので、乾燥に耐えるために葉に水分をためているのでしょう。