ユリ科 ホトトギス属 キバナノツキヌキホトトギス
宮崎県の尾鈴山の溪谷に行ったのは、キバナノツキヌキホトトギスが目的でした。その名の通り、黄色い花のホトトギスです。キバナノツキヌキホトトギスは世界でここだけにしかいない固有種です。20年くらい前に一度見たことがありますが、あまり近くで見ることはできませんでした。
近年はキバナノツキヌキホトトギスの盗掘が進み、簡単にアプローチできる場所にはないとのことでした。それで、山道を歩くことになりましたが、やっと近くでキバナノツキヌキホトトギスを見ることができました。
キバナノツキヌキホトトギスを見るために、同じ場所に2回行きました。1回目は天気もよく、不快なことは何もなかったのですが、2回目は朝から雨で、困ったことにヤマビルがたくさん出ました。あまり被害はなかったのですが、ヒルの駆除のためになかなか前に進むことができませんでした。残念です。
キバナノツキヌキホトトギスは渓流添いの岩場や断崖絶壁の上に垂れ下がるように生える植物です。今年は例年に比べ開花が少し遅く、まだ蕾の個体が多かったです。